幸せが怖い - 家族ががんになっても希望は消えない。

皆さんこんにちは。もち丸です。

最近私自身の体調については、不思議な感じです。精神的にはかなりギリギリのはずなのですが、体の調子はそこそこ良いという矛盾した状態なんです。

考えられる要因として、漢方服用や精神腫瘍科通院等による心身のメンテナンスや、最近出来た目標に向かって勉強を始めたことも影響しているかもしれません。(どうなることやらですが)

それと暖かくなってきたことも理由の一つだと思います。やはり暖かくなると体のこわばりも幾分マシになりますし、改めて春は生き物が動き出す季節なんだなぁと思います。

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私は最近幸せを感じることがちょこちょこあります。やっぱり母に関することなのですが、

等ですね。

別に何かを買ってあげたわけでも、旅行に行ったわけでもない。それなのに幸せを感じるのです。

でもそのすぐ後「これがなくなるのか？マジかよ」といった具合に、必ず幸せとセットで喪失が浮かんでしまいます。

今は治療が終了してしまい、緩和ケアを受け始めた母。私は神様や母の生命力を今でも信じたいですが、やっぱり治療をしていないということが怖くて仕方ありません。ニュースや人づてにがんの話はよく聞くので、想像するのがある意味簡単なのです。

そして幸せを感じれば感じる程に、それが無くなった時自分はどうなるのか。悲しみや罪悪感等で自分が壊れてしまうのではと、今から怖いです。

病院関係者からも「今を大事にね」、「笑顔でね」とか言われますが、それを聞くたびに「うるせーよ！分かったようなこと言ってんじゃねーよ！」と怒りやら泣きたくなるやらになります。「もう本当に黙ってくれ！」と思ってしまいます。

先にも少し触れましたが、最近私は以前なら気にもしないようなことに、幸せを感じます。

こんなことをよく思います。でもそのすぐ後に、「これが母さんと見る最後の桜なのかなぁ」と思い、とても怖くなるのです。

もちろん「人間いつ何があるかはわからない。明日が当たり前に来る保障は誰にもない」という言葉は理解出来ますし、正論だとも思います。

でも私はその言葉をとてもリアルに感じます。

母は今のところは普通に生活を送ることが出来ています。でもいつ状況が変化するかわかりません。そしてその時にはもはや進行を遅らせる治療は出来ない。痛みや苦痛等を緩和することしか出来ない。

一直線に何かに向かっているこの状況は、本当に心休まる暇はありません。あと何年、あと何ヶ月落ち着いた状況にあるかは全くわからないのです。

怖いです。後悔や罪悪感、自分への怒りが止まりません。

これが他の人の話なら、「そのありがたみに気付いて日常を送っているのは凄いな」と思うのかもしれません。

世の中には突然の災害や事故によって、亡くなる方が大勢います。その関係者の方から見れば、最後があるということを認識したうえで、1日1日を過ごすことが出来るのはありがたいことなのかもしれません。

でも確実に終わりに向かっているということを認識しながら、日々を過ごすことも本当に苦しいです。(この表現を不快に思われたら申し訳ありません)

どっちが良いなんて、とても比較出来るものではありませんけどね。

今は日常を大切に感じながら、1日1日を過ごしています。でもコロナが落ち着かないこともあり、中々思い切って行動することが出来ません。ただ冒頭でも少し触れましたが、最近はある資格の通信講座を受講し始め、少しですが毎日に勉強する時間が出来ました。

やっぱり「何か向かっていく目標がある」というのは、精神衛生上とても大切なことのように思います。ちょっと挑戦するのが遅すぎた感じもしますが…

今母はがん治療を受けていた病院で、月に一度緩和ケア医の診察を受ける予定となっています。ただ今後自宅近くの病院での緩和ケアがメインになる時が来ると思いますし、その際母がより楽に自宅で過ごせるよう、自宅設備や備品等を整えていく必要もあります。その為現在、介護保険手続きを進めています。

母にとっては色々な場所に行くよりも、自宅で家族と過ごせることが何よりの幸せのようです。その為その辺りを軸にして、今後の緩和は進んでいくのでしょう。

とは言え今冷静に文章を書いているフリをしていますが、今からでも奇跡が起きて欲しいと心から祈っています。

元々私達の体にはがん細胞をやっつける機能が備わっています。無い物ねだりではないはずなんですけどね。その機能が再び働いてくれるだけでいいのに。本当にこれから先どうなるんだろう。

あ～あ、疲れたな～。

最後になりますが、最近は週内どころか一日の中でも寒暖差が激しく、体調を崩しやすいと思います。皆様どうかお体にお気を付けください。

それではまた！