家族ががんになっても希望は消えない。

母が肺がんステージ4になってからの記録です。希望は常にあると信じて日々を過ごしています。

最後まで頑張って生き抜いた母

皆さんこんにちは。もち丸です。

 

母が2023年8月初め、天へと旅立ちました。

穏やかな最後だったとは言えないかもしれませんが、最後まで頑張って生き抜きました。

家族全員で最後に立ち会えたことは、せめてもの救いです。

 

初めて病気が見つかったのは約5年前。

それから約4年程治療を行い、去年の秋頃に緩和ケアに入りました。

 

一般的な統計から言えば、母はかなり長生きしてくれたのだと思います。

それでもやっぱり奇跡が起きて欲しかった、治って欲しかったです。

でももう痛みを感じることはないのでしょうか。母が痛みを訴えても、何もしてあげられないことも苦しかったですから。

 

母に病気が見つかってから心が休まる日はありませんでしたが、今年の6月、7月は本当に激動の時期でした。

特に緩和病棟に入ってからは、あまり意思疎通も出来ず、何も出来ない・してあげられない状況に、無力感を感じる日々でした。

 

母が亡くなったこと自体がしんどいのは当たり前なのですが、今は苦しいというよりも「これからはもうずっと母がいないんだ」という現実に直面し、言いようもない不安感や虚無感を感じています。

旅行に行けなくても、車椅子生活でも、一緒に生きてくれるだけで嬉しいのに。

 

母は本当に頑張りました。これ以上ない程に頑張りました。

辛い治療を受け続け、何度も何度も期待を裏切られ、絶望を味わった後に何とか希望を集めて前を向いても、またそれを打ち砕かれてを繰り返してきました。

 

母がいなくなっても自分は生きていかなければならない。自分がこんなに苦しくとも、社会・世界は何もないように動いている。

それは当たり前で残酷な現実のように思います。それでも生きていかなければ。

いつか自分が母に会う時、ちゃんと生きたって言いたいなと思います。

 

自分の気持ちは今後、自分に無理のないペースで書き綴っていくつもりです。

またこのような自分の気持ちを書ける場所があることを、今はありがたく思っています。

 

これまで自分を気にかけてくれた方々に、心より感謝申し上げます。